【🖊️スタッフレビュー🖊️】運命が二人を再開させた!?ノスタルジックと妖艶さ漂う、横浜の戦後BL🖊️📷 八田てき 先生のコミックス『紙の舟で眠る(上)』ご紹介🌟
こんにちは!コミコミスタッフのさきこです♪
8月7日は「立秋」です…!!
つまり暦の上では今日から「秋」という事ですね!
そして!立秋を過ぎた頃からちょっとひんやりとした
秋風が吹きはじめ秋の気配が感じられることから、
「秋の気配が立つ日」とも呼ばれているそうですぞ…!!
……すいません、さきこはまだ、
微塵もひんやりしてない温風しか感じられません……!!
あーつーいーぞー!!!!(゚Д゚)クワッ
でも着々と「読書の秋📙」は近づいているのですよーー!!!
そして今回は一足先に!!秋の夜長にも読みたい…!!
でも夏の暑い夜にもぴったりな…!!!
ノスタルジックと妖艶さ漂う、こちらの✨美麗BL作品✨をご紹介です!!
『紙の舟で眠る(上)』
作者:八田てき 先生
フランス書院・Canna Comics
発売日:2023年12月27日
🖊️あらすじ📷
俺の灯火
戦後、横浜。
元・天才脚本家の憬は、もう筆をとらないと決めていた。
脚本のモデルにした人物が、必ず不幸になるからだ。
ただ死を待っていたが、ある日、生きる理由が現れてしまった。
それは泥酔していた憬を、居候先の娼館で介抱してくれた燿一。
彼の無邪気さと妖艶さに、惹きつけられずにはいられず、どうしても燿一を書きたくなる……。
他の誰を犠牲にしても、何を犠牲にしても、
燿一だけは不幸にはしないと誓うが──。
⚠️以下のレビューにはネタバレを含む表現がございます。
まだ作品を読んでいらっしゃらない方はご注意ください。
まず表紙の「憬(けい)さん」の美しさに震えてしまいました…!!!
目線も流れる髪もペンを持つ手も美しい…/////
そして憬さんの眼鏡を外す「燿一(よういち)さん」の手にも注目です!!!
けけけ血管と骨ーーー!!!!!!!(萌え爆)
さきこは「手フェチ」なのですが、八田てき先生の描かれる
「手」がもう理想そのもので、そこにも悶え震えました…!!!
骨ばった手と血管最高です…崇め奉りたいです🙏🙏🙏
ハァハァ……もう表紙だけで萌え爆しておりますが……
ここからお話のご紹介です!!
昭和24年の横浜。
今が令和6年なので…約75年前ですね…!!!
電車に乗っていた子供の時の憬さんは、
向かい合わせに座る栗毛のキレイな男の子に目を奪われます…!
手カメラのポーズをしていたその男の子は、
目が合うと「にへ」っと笑ってくれて…💕
その笑顔がもう可愛すぎて、ショタ心も爆発してしまったさきこなのですが…!!
次の瞬間!!!
なんと電車と、居眠り運転をしていたトラックが激しく衝突してしまったのです…!
ちょうど学校の下校時間だったので、多くの子供達が電車に乗っていたのですが
生き残ったのは、憬さんを含めた子供二人だけ………。
被害者を多く出した、悲惨な大事故となってしまったのです…。
生き残った憬さんは、数日間の昏睡状態が続き……
目が覚めた時には、何故か
自分の体の中から”言葉が溢れ出て”とまらなくなってしまう…という
状態に陥ってしまいました…!!
まだ怪我が治りきっていない、頭に包帯を巻いた状態で、
たった針先ほども取りこぼすまいと
一心不乱に文字を書き続ける
子供の時の憬さん…!!!
生と死の狭間を体験した事で、そこで見た世界が、声が、彼を突き動かしたのでしょうか…!!
その後、憬さんには現実を行き交う人々がまるで映画の登場人物のごとく
演じているように見えるようになってしまい、
大人になっていくにつれ、自ずと脚本家の道を選ぶことになります。
憬さん曰く「死神に取りつかれた」のだそうです。
そして時が経ち……。
素晴らしい文を書き続け、なんと19歳の若さで脚本を務めた映画が大ヒット!!
その後も立て続けに発表した作品も飛ぶ鳥を落とす勢いで、
憬さんは大成功を収めたかのように見えたのですが……!
ここで事件が…!!!
なんと憬さんの作品『不屈の灯火』主人公のモデルだった撮影監督さんが
駅のホームから落ち転落死してしまうのです………、
そして事件はこれだけではありませんでした。
栄誉の代償のように憬さんの主人公のモデルには不幸の影がつきまとい…
そしてそれを自分のせいだと思ってしまった憬さん………。
死神のように黒い言葉を囁く「子供の頃の憬さんの姿をした血まみれの子供」
ああ…狂いそうだ―――
いや もう 狂っているのか…
もう死んでしまおうかと思い詰めている憬さんは、
自分一人の命では彼らに与えた厄災を贖(あがな)えるとは思えず、
自分にとって死よりも大きな贖罪………
我が精神を 言葉を 殺すこと
つまり…文を書くことをやめ、荒れた墓場のような街へと身を置きます。
そしてそれは雨の降る夜でした。
街を歩いていた憬さんに降りかかったのは、突然の容赦のない暴力……
殴られ、うずくまっていたその時……!!!
ちょっと 大丈夫ですか?
と、声をかけてくれた男性がいました。
とてもキレイな栗毛の青年…!!
ま、まさかーーーー!!!!!!!!!まさかです!!
子供の時に電車で出会った、手カメラのポーズをしていた
キレイな子が、もう一人の生き残った子供で……
青年になり二人は偶然にも再開してしまったのです!!!
最初はお互いにお互いのことを気づいてなかった二人ですが、
栗毛の青年…大人になった燿一さんは、
脚本のヒットで有名だった憬さんを見たことがあり、
正体に気づきます…!!!
なんで…こんなところに………
と動揺する燿一さんでしたが!!!
にこっと笑い、
………と…、とにかく!
そんな恰好じゃ行くところにも行けないでしょう
歩けますか?
うちの宿で休んでいってくださいよ、
おもてなししますから!
と、傷つき泥まみれになってしまった憬さんを
自分の家に連れて言ってくれるのです。
ここで一言……
お、大人になっても笑顔が素敵ーーー!!!/////
そしてまだまだ憬さんのほうは、燿一さんの正体には気づいておりません…!
そして、警戒心たっぷりについていく燿一さん…辿り着いたのは、
「料亭 旅館 よし乃」と看板にかかれた建物でしたが
中に入ってみると、明らかに料亭・旅館ではなく…!!!
男女が踊っていたり、イチャイチャしていたり…といった
明らかに堅気ではない場所でした。
その中にある、燿一さんの部屋へ案内される憬さん…!
こんな身なりでも搾り取ればまだ金づるになると思われてるのか?
と、さらに警戒心でいっぱいです…!!!
しかし燿一さんの部屋へ入ってみるとそこは……
現像され乾燥させている写真が、所狭しと天井からぶら下がる
インクの匂いと薬剤の匂い、そしてほのかなカビ臭と
波音と女たちの声が笑い声がさざめく……
異国のようにも感じる、でも憬さんにとっては不思議と落ち着く部屋でした。
その部屋で着替えとタオルを借りた憬さんはお風呂に入りさっぱり✨
さっぱりした所でまだまだ警戒を解いていない憬さんは
「この御恩はすぐお返ししますから。それじゃ」
と、その部屋を立ち去ろうとしますが、
怪我の手当もすんでいない、髪も濡れている状態の憬さんをほおっておけず、
燿一さんは泊まっていってくださいって!と引き留めます。
でも警戒心たっぷりの憬さん………
しかしその…恥ずかしながら
今はあまり手持ちを持ち合わせてはおらず
ご厄介になるわけには…
と、なおも部屋から出て行こうとするのですが、
ここで燿一さんが気づきました…!!!
…もしかして 僕がカモ扱いしてると思ってます?
ギクッとした顔をする憬さんに、
失敬しちゃうなァ!!と憤る燿一さん!!!!
まっったくそんなつもりはなかったので、そりゃビックリ悲しいですよね…!
でもさっきまで殴られ酷い目にあってた憬さんが
そんな気持ちになるのも分かる(´;ω;`)
そして素直に
「……すまない…」
と謝る憬さんなのですが、その気まずそうな申し訳なさそうな仕草が
とてつもなく可愛かったです。
美しいのに可愛いって尊いですね……✨✨✨
燿一さんは親切に、
そりゃあ僕のおせっかいですけど
でも僕はあなたの作品に心から感動したんです
ほら ここに座ってほんのご恩返しとして受け取ってくださいよ
ね、先生
と、声をかけるのですが……
「先生」というワードが今の憬さんにはNGワードでした……。
先生と呼ぶな…!
突如大きな声で怒りをあらわにする、憬さん…!!!
俺はもう……
その肩書も作品も栄誉も
全部捨てたんだ!
俺をあそこに引きずり戻さないでくれ…!
怒る憬さんに…でも全く動じず、燿一さんは
…じゃあ 友人として?
と、ニコリと笑って優しく声をかけてくれます。
そこで、この笑みをどこかで見たことがある…?と、
燿一さんの正体に気づきかけるのですが………。
そして燿一さんの手当を受けた憬さん。
警戒心も溶けてきて、燿一さんの撮った写真を見ていると
ふとその写真の綺麗さに涙がでてきました。
自分には墓場のように見えていたここの景色が
こいつにはこんな風に見えているのか、と。
憬さんには初めて目の前に
フィクションには見えない“本物の生”がその写真には写っているように見え、
自分は「この命の温度が書きたかったんだ」と気づきました。
でもできなかった憬さんは涙を流しながらも
「俺のペンで彼らを死なせてしまっていなければ」
「俺にもこんなふうに書けたのかなあ…」と言葉をこぼします。
そんな憬さんに燿一さんはとても素敵な笑顔で
僕が写真を撮ろうと思ったのは
あなたの映画に出会ったからだよ
あなたが産みだす言葉は力強くて本当に綺麗だ
誰かの人生を変えてしまうくらいに
と言葉をくれます…!!
うううっもうここでさきこの目にも思わず涙が(´;ω;`)
すごく辛い思いを体験してきた憬さんに
救いの言葉だったのではないかと想像すると(´;ω;`)(´;ω;`)
そしてその言葉を聞いた憬さんは、
ここではじめて自分を助けてくれた青年の名前を聞きます。
「…―――お前、名前は?」
「―――僕、三上燿一と言います」
ここで、第一話は終了となります!!!
長文をここまでお読みいただいた皆様ありがとうございます…!!
この続きはぜひコミックス本編にてーーー!!!!!
まだこの時点では、憬さんは燿一さんが
子供の頃、事故にあった電車で出会った男の子だと気づいておりません!!
しばらく経ってとある時///に気づくのですが……
気付いた時にも激しい感情に動かされます…!!!
そして憬さんには再びペンを取るきっかけとなる出来事が起こったり、
二人が距離を置いてしまう出来事が起こったり、
ハラハラドキドキの展開もですが、美しいイラストにも魅入られ、
読んでいると、めちゃめちゃお話に没入してしまいます…!!
没入しすぎて、さきこは読了後、めちゃくちゃ感情を引きづられて
読み終わったあともいろんなシーンをリフレインしてしまいました!!
じっくりと腰を据えて読んでいただきたい一冊です!!!
ぜひご一読くださいね💕💕💕超絶オススメ作品です!!!
同時発売の下巻のご紹介はこちら♪
✨コミコミ限定特典付き✨
上下巻2冊セットも発売中です!!!
『紙の舟で眠る(下)』
作者:八田てき 先生
フランス書院・Canna Comics
発売日:2023年12月27日
🖊️あらすじ📷
僕はあなたでできてる
戦後、横浜。
娼館の居候・燿一は、北原憬 脚本の映画に、人生を与えられた。
北原作品を観あさってカメラマンを志し、写真館の助手となる。
ある日、泥酔していた男に声をかけた所、それが何とあの北原憬で……。
憧れの人と、夢のような日々を過ごすことに。
だが、増していく恋慕とは裏腹に、憬と己の埋められない才能差を感じ、憬の存在は遠のくばかり。
燿一のやり場のない恋心は、いつしか、彼との心中を望むまでに──。
🌟2冊セット購入✨コミコミ有償特典12P小冊子✨付!!
🌟2冊セット購入✨コミコミ特典ペーパー✨付!!
📙2冊セット📙
『紙の舟で眠る(上)+(下)』
作者:八田てき 先生
フランス書院・Canna Comics
発売日:2023年12月27日
🔻2冊セット購入✨コミコミ有償特典12P小冊子✨
サンプル画像はこちら!!
🔻2冊セット購入✨コミコミ特典ペーパー✨
サンプル画像はこちら!!
▼『コミコミ限定特典付き2冊セット』ご注文ページはこちら!! |
そして!!
八田てき 先生『紙の舟で眠る』
💗コミコミオブザイヤー2023フェアグッズ 💗
✨✨発売中✨✨
今ならフェアも開催中!!!
⚠️〆切まもなく!2024年8月9日(金)まで!!⚠️
対象商品を税込み2,200円以上ご購入毎に、
フォトグレイカード(全3種)を
ランダムで1枚プレゼントいたします🎁💕
🔻🔻『紙の舟で眠る』グッズ一覧はこちら🔻🔻
🖊️セリフ&コマアクリルスタンド
🖊️セリフ&コマアクリルスタンド
▼『紙の舟で眠る』コミコミオブザイヤー2023フェアグッズ一覧はこちら |
さらに!!
八田てき 先生『紙の舟で眠る』(上)(下)
(フランス書院/Canna Comics:刊)発売記念!!
💗A5アクリルボード 💗
✨✨発売中✨✨
2023年12月27日発売コミックス
八田てき先生『紙の舟で眠る』(上)(下)(フランス書院/Canna Comics:刊)発売記念!
コミコミオリジナルグッズ発売決定!!
コミックスのコミコミ限定有償特典小冊子のために描き下ろされたイラストを使用♪
・素材:アクリル
・本体サイズ:148mm×210mm
八田てき先生の、素敵な世界観をぜひご堪能下さい!!
ではまた次のレビューでお会いしましょう~🐿️👋
🔻この記事を書いた人はこちら🔻
コミコミスタッフさきこ🐿️